見えるカメラはなぜ低額・定額でライブカメラサービスを実現できるのでしょうか?
  その秘密は既存のネットワーク利用をはじめとする、初期費用の低減や先進のネットワーク技術が関係しています。

 一般的にライブカメラ配信は、カメラを設置した場所にサーバも設置し配信自体もカバーしています。これに対し見えるカメラは、配信サーバをデータセンターに置いて、カメラの設置場所からは配信サーバへの画像転送のみを行なう方式を採用しています。
 ライブカメラと配信サーバを一緒に設置する方式では、ライブ映像を見る利用者が増えると、IP電話がつながりにくくなったり、通信速度が急激に低下する可能性があります。一方見えるカメラの方式では、配信サーバはデータセンターに設置した見えるカメラ側のサーバの為、通信トラフィックが集中した場合でもライブカメラ設置場所の回線負荷を増大させず安定した通信を行なうことができます。
 設置場所の回線負荷を低減できるので、ADSLやFTTH以外のISDNやPHS回線といった比較的低速低価格の回線でもライブカメラ配信を行なうことができ、新たに高速高額な専用回線を敷設する必要が無く初期投資を低減し転送量制限も無く定額のサービスを提供できるのです。

 すでに無線LANや有線LANを利用している場合には、簡単な設定のみですぐにライブカメラ配信を開始することができます。
 サーバを設置しないので、ルーターのポート開放などを行なう必要もありません。

 通常、ライブカメラには電源ケーブルと有線LANまたは無線LANが必要になります。
 セキュリティを重視するのならば有線LANですがLANケーブルの敷設が必要になりますし、無線LANでは各種暗号化技術を使用しても無線を使っている以上第三者に傍受される可能性が無いとは言い切れません。
 電力線搬送通信(PLC)を使用することによって、無線LANを使うことなく、そして電源ケーブルの接続のみでライブカメラ設置を行なうことができます。

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